ただいま! | ぼやき。

ただいま!

イタリア旅行記です!長いよ〜
表のブログに置きたかったんですが、最近作動してないし、単語がややヘタリア臭なのでとりあえずこっちに置いときます!


1日め!
「ひとりで空港まで行く!」のがけっこう不安でして(笑)
ほら、なにせ方向音痴の筋力不足が、でっかいスーツケースひいてガラガラ行くんだからさ(^_^;)
前回の失敗を踏まえ、小型軽量タイプのスーツケースで荷物は少なめにしたものの、品川の乗り換え時間は13分。
ーー大丈夫なのか‥‥?
切符を買うときには「平均では間に合いますよ」とお姉さんが言ってくれたんですが。
ーー平均?
しかも乗り遅れたら後続車に乗るために切符を買い直ししなくちゃ行けないそうです。
ーー大丈夫なのか‥!?大丈夫なのかこれ!!
気がつくとわたしは、降り場・乗り場・エレベーターの位置まで確認してました(笑)だってこわいじゃん‥!!けっきょく当日はエスカレーターで上り下りしたんですけど(笑)
かかった時間は6分。
ーー楽勝じゃないか‥!
意外に狭かった品川駅。乗り換えは便利でした‥!
で、飛行機でトリノへ。
もう飛行機が揺れる揺れる。
おいこらちょっと仏兄ちゃんはもっとソフトに飛んでたぞ!若干気持ち悪くなりながら隣の友人を見るとすでに夢の中。
――ひとりにするなよちくしょー!!(笑)
しかたないので、酔い止め薬を口に放り込み、なんか楽しいことを考えようと頑張ってたら、操縦席に座っている伊兄弟をうっかり想像して戦慄した。絶対死ぬ‥‥!!
しかし人間、胃袋を動かすと緊張もほぐれてくるものですね。機内食ゴチでした。


☆2日め
トリノ
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のアーケード→ドゥーモ→ブレラ美術館→スフォルツア城→ヴェネツィアへ
とりあえず朝ごはんに出たホットチョコレートがおいしすぎてびびった。よく作ってたんですけどミルクとチョコレートの配分がすご過ぎる。帰ったら研究しよう‥
アーケードやドゥーモも素敵でしたよ〜。建物の規格がちょうでかいのよね、これが。入口こんな高さいらねーだろ誰用!?ああ神様用なのかしら。欧米は地震で崩れる心配がないからこんな高さまで石積めるのかしら、とか考えてました。んでブレラ美術館!!ティントレットとか『死せるキリスト』とかもあったんですが個人的には『バーチョ』とカラヴァッジョのちょっと暗めなキリストの絵がお気に入りでした。つかもう全体的に大理石の彫刻が素晴らしい。布の動きとかやばいよ。すごく繊細かつ線がまろやかでとろけそうな柔らかさでした。
そんでヴェネツィア。
もう本島への船に乗った時点でテンションが大変だった。友人に苦笑されながらバシバシ写真とってたらカメラ故障→ケータイで写真撮る→ケータイ電池切れ。これはもう記憶に焼き付けとけってことだな、うん。そのまま船で本島上陸。まだ日が暮れてない=買い物できる!?と思ったんですが、夕食がなかなか出てこない。けっきょく陽気なイタちゃん人がイタちゃん人にできる精一杯の急ぎで、なんとか9時前には店を出れ(一緒に写真とってくれた)、んでちょっと買い物もできました。夜のヴェネツィアちょうロマンチックでしたよ〜ほこほこ。


☆3日め
ヴェネツィア
サンマルコ寺院→ガラス工房→リアルト橋→ゴンドラ→フィレンツェへ
サンマルコ寺院のカラフルな石の装飾がとってもキレイでした。東方貿易の関係上、ヨーロピアンっていうよりちょっとアラブ系の混じった建物で古い古い。石の床下にはすごいヒビがいっぱい入ってました。なんか度々高潮に浸かったりするそうです。掃除大変だろうなぁ。
ガラス工房もちょうキレイだったー。上半身むっきむきの無骨でいかついおっちゃんが、細かくて美しい馬の細工を瞬時に作ってくれてみんなで拍手喝采。けっきょくベネチアングラス買っちゃいました。この商売上手め!!
んでゴンドラで運河をたぷたぷし、昼飯を食ってたら、ゴンドラの写真を売りにおっちゃんが来てくれました。カメラの故障によりヴェネツィアの写真があんまりない私は思わす笑顔で購入。手の項にキスをいただきまして、あ―イタちゃん人ってほんとにやるんだ‥と遠い目をしていたら、去り際にもう1回、&ひっくり返して手のひらにもう1回。‥‥も、もうええやろ‥‥!!イタちゃん人のノリに愕然としつつ、会計して店の外に。
んでまた船で本土へ→フィレンツェへ。

☆4日め
フィレンツェ→ウフィッツィ美術館→ピサ→フィレンツェに戻ってフリータイム
カメラも復活しフィレンツェの街を徒歩でぐるぐる。実はあんまり写真活動に熱意がないわたしは撮影タイム時に露天覗いてました‥‥ら、お店の人と目があったので150円くらいのご当地バンドを購入。お店の人と握手して腕にバンドつけて再出発。
んでフィレンツェで花の聖母教会やらヴェッキオ宮殿やらいろいろ見たり解説聞いたり。シニョリーア広場にはたくさんの像が置いてあったんですけど、支配に屈しないとか、逆に我々にたてつくと容赦しないぞとかひとつひとつメッセージが込められてるみたいで、別に意味なく作ったわけじゃないんだなぁと感心しました。うーん、でもそれにしても全裸の男性像ばっかなのには閉口します。むさい‥。
んでウフィッツィ美術館!レオナルド・ダ・ヴィンチですよ〜『受胎告知』!マリア様を若い姿で描いたこと、告知を受けたのが室外という設定であること、絵をみる角度によって構造が変わるように仕組まれていることなど、画期的な作品とのことだったんですけど、とにかく色づかいやら線の細さやらが美しすぎてもう普通に見とれました。
あと有名なのだとボッティチェリとラファエロ。ボッティチェリは『ヴィーナスの誕生』と『春』ですよね。布の動きの表現・柔らかさの表現がとっても素敵で、あんまり好きな画家じゃなかったのに見直しました。あとはフィリッポ・リッピのマリア画が好きだったかな〜。
んで、ピサ。お約束、斜塔を支える写真を撮ってから音の反響する洗礼堂へ。ピアノのペダルをずっと踏み続けてるみたいに1音1音が残って重ねていけるのがすごく綺麗でした。
そんでフィレンツェへ戻ってきて夕飯を探して再びぐるぐる。友人が果物いっぱい買ってきて部屋で食いたいと言ったんでそうすることになったんですが、果物屋さんが見つからないのねー。昼間バンドを買ったおっちゃんに道聞いたりしてキョロキョロ歩いてたら、イタちゃん人に日本語メニューあるよ!魚おいしいよ!と話しかけられました。連日の暴飲暴食で異が疲れてたので、お腹いっぱいだと言ったら、カプチーノとかどう?と。
――えっカプチーノ!?
全力で釣られましたともさ‥。でもおいしかったし悔いはない。ここでも写真を一緒に撮ってくれましたが(そーゆーサービスが流行ってんのか?)思いっきりお腹に腕を回されてちょっとセクハラじゃないのかって思いました(笑)お国柄すごいわ〜‥。
その後、運よく果物のコップ詰めとパンをゲット。宿に戻って食べました。


5日め
ローマ観光〜。フォロ・ロマーノとかコロッセオとかほぼ車窓と下車観光で、えーとあんまり書くことないかな‥?(笑)
とりあえずカンツォーネディナーが楽しかった〜。

6日め
カプリ島で青の洞窟へ。
ナポリから船で島まで行くんですが、もう揺れる揺れる。船酔ってふらふらしながら上陸し、昼飯を食べまして青の洞窟へ。モーターボートで接近し、笹舟みたいので入りました。もう、ほんとに青いのね…。もっと黒っぽいのかと思いましたが、いっそ人工的な色に思えるほど真っ青でした。海の色が光ってそう見えてるんだろうな。紺碧の海でした。もっと緑かと思ってたよ。綺麗でした。


7日め
バチカン市国へ !
ここでも美術館に行ってきました。ミケランジェロの凄さに圧倒されると同時に、その絵の中に潜ませた自画像の苦悩っぷりを見ると、実はけっこう繊細な人だったんじゃなかろうかと思いましたね。自分の絵に勝手に加筆された仕返しを絵のなかできっちりやるあたり、気の強い人だったのはたぶん間違いないけど(笑)んで空港で飛行機へ。


旅の総評
☆良いところ
・イタちゃん人のリアクションがかわいい。めちゃくちゃな英語でも嫌がらずにちゃんと聞いてくれて道を教えてくれたりしました。ただしギブアンドテイク!(笑)
・売ってる雑貨がかわいい。
・とにかく観るものがいちいち芸術品でそこらへんにある門とか柱とかに見とれました。・イヤホンガイドちょう快適。美術館が2倍楽しめましたっ

☆悪いところ
・イタちゃん人はけっこうがめつい。
サービスはまじでほとんど有料だったし、チップも要求されることが多かった。要所要所できっちりお金とってきます。
・トイレが汚い。
便座がなかったり、紙が流れなかったり、日本の快適トイレに慣れきってる身としてはけっこう辛かったです。前回はあんまり気にならなかったのになぁ。


「お金を払って、蓬山に連れていってもらう‥‥」の快適現代版?
添乗員さんが常にいて、ガイドさんの解説を常に聞き、日本語と日本円がつかえる店で買い物をし、移動は常にバス。決められた場所で食事をとり、決められたトイレで用を足す、快適に管理されている旅でした。
とても楽しかったんですが、前回の冒険に比べると自主的に動くところは少なかったのが、物足りないと言えばそうかも。
とりあえず添乗員さんを全力で尊敬します。かっこよすぎるわ。

name
email
url
comment

NEW ENTRIES
もういいんじゃないか(01.25)
挑戦されたら受けて立たなきゃいけないんだろ?(10.23)
人は自らを救うしかない(01.08)
三.十.六.計.逃.げ.る.に.如.か.ず(01.03)
いつかの野望の話って言ったじゃん(11.04)
ポメ飼いたい(10.11)
やっぱりコーヒーって美味しい(09.23)
ギャルとぶりっこ(06.11)
拾う神もあるので(03.31)
地獄の在処(02.19)
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RSS
RSS