水中散歩 | ぼやき。

水中散歩

プールの底から見上げる水面がすき。
水面って陸から見ても、中から見ても、自分がいる方の景色をゆらゆら反射してて、その眺めを限界まで堪能してから、浮上するときそこに手を突っ込む瞬間がすき。
突っ込んだ手の周りだけ、銀色に光るんです。あれすき。ちょう綺麗。
水泳がすき、というより水中がすきみたい。あのぶわっとする水の圧力とか、泡の音しか聞こえない空間とか、真っ青に染まる視界とか。初めは雑念だらけで泳ぎ出すんだけど、泳いでる内に悩みがどうでもよくなってくるのもありがたい。考え事に向いてる気がする。

なんか、罪悪感…。
今日はちょっとテンション高かったから。
新装の駅ビル、春服のピンクやらフリルやらで溢れかえった店内、はしゃぐ女の子たち。はしゃぐ自分。家族とおいしいもの食べて、おいしいコーヒー飲んで、楽しみにしてた発売したばかりの本も買って。読んで。うきうきして。
で、帰ってくると震災ニュース。

私は本来人の痛みに鈍いタイプだし、第一ここで私がへこんでたって、何の役にも立たない。だから募金と節電と献血は協力して、その後は被災地なんて気にしない。
――本当に、それでいいの?
同情が人を傷つけるなんて嘘だ。
その同情をどう表現するかが問題なのであって、まず何よりも被災地の方を慮る気持ちがなくちゃ話にならない。
気持ちが伴ってない支援なんて、ただの自己満足でしかない。
それで何かした気になって、何もかも忘れてるなんて、そんなの、結局自分の気持ちを救いたいだけじゃん。
被災した友人、知人はみんな助かった。
――だから、もう関係ないの?こんなに苦しんでいる人がいるのに?
当事者の気持ちは当事者にしかわからない。――だから、想像しなくていいの?考えなくていいの?
いいわけないよ…。
そんなのないよ…。

今わたしがのほほんと生きてる裏側で、苦しんでいる人がいるってことを、忘れないようにしたい。
そのひとたちが一刻も早く平穏な暮らしを取り戻せますように。怖い状況から逃げられますように。
私にできる応援支援をしながらお祈りします。がんばって…!

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