しぶといもんだな、まったく | ぼやき。

しぶといもんだな、まったく

サイコパスショックが、だんだん落ち着いてきました。笑
私が沼にハマる瞬間は、自分がどん底で死にそうなときの励ましであることが多いんですが、珍しくふつーに好きになった。ほんと、近年では珍しい例です。
で、情熱のままにまとめてみた、気持ち悪いサイコパス感想Part2。笑
めっちゃ長い&だいぶギノさんに偏ってる&見ようによっては腐要素含むので、嫌な予感がしたら読まないでください笑






映画の感想を友人と語り合っていたら、発想が狡宜だと言われ、まあそれでもいいんだけど笑、ちょっと違うと言いたい。笑
なんというか、私の好きなジャンルの中にちょっと行き過ぎ気味のブロマンスというのがあるんですが、彼らはまさにそれなのです。
こーがみさんとギノさんって高等課程から一緒で、すごく仲良かったらしいんですよ。
潜在犯の息子として、散々迫害されてきたギノさんにとっては、こーがみさんはもしかしたら、初めての友人、そんな大事な存在が、またしても、自分の前で道を踏み外す。
ギノさんはその生い立ちから、潜在犯をずっと憎んでましたから、唯一無二の親友まで潜在犯になってどんどん遠くなっていくのを見るのは、すごくしんどかったんじゃないかな。
だからこそ正気を保つために、執行官と監視官の線引きを厳格にし、こーがみさんに対してすら、(むしろこーがみさんに対してはより?)、憎んでるように、高圧的に振る舞うようになった。まあ、本来の優しさとか心配性は滲み出てるんだけど。笑
でも、こーがみさんは闇のほうへ突っ走りながらも、時々「あんまりギノを困らせてもな」とか「あとでギノに殺されるぞ」とか。ギノさんをけっこう気遣ってる。
だから、ギノさんは、なんだかんだ言っても無自覚かもしれないけど、こーがみさんが執行官になっても大事だったんだと思うんですよ。

そんな二人ですが、わたし的に印象的だったシーンが二つあります。

一つ目は、ギノさんが、こーがみさんに銃を向けるシーン。
これは、局内待機を命じられたこーがみさんをどうにか宿敵の調査に参加させてあげるために、ギノさんがいろいろ理屈をつけて手を回して、こーがみさんを局外に出してあげたところを上司である局長に押さえられたとき。
この時、ギノさんは立場上やむなく、こーがみさんを確保するために、銃を向けるんですが、通常麻酔銃として機能するはずの銃が、局長の手によって死刑執行銃になっちゃうんですよ。
局長は撃つように強要してくる、こーがみさんはちょっと諦めたような自嘲するような表情で見守ってる。その中でのギノさんの顔が。もう。
あのとき、ギノさんはどうするつもりだったんでしょうね。
局長に逆らってこーがみさんを助けるつもりだったのか?それともいっそ自分の手で殺すつもりだったのか。どっちもありそうで怖い。

もう一つは最終回手前、目の前でお父さんが、ギノさんを庇って死んでしまうシーン。
ギノさんは一期中は、基本的に、規則規範をぶっちぎる係のみんなのストッパー的ポジションで、肉体労働はほとんどしません。その彼がコンテナの下敷きになってる左腕をほとんど自力で引きちぎって、瀕死のお父さんによろよろと駆け寄り号泣。
で、そこに執行官をやめて逃亡し、槙島殺害のために現場に来たこーがみさんが現れるんですよ。
で、こーがみさんはギノさんを一瞬だけ見たものの、あのもうほとんど壊れかけてるような、悲痛な顔のギノさんを置きざりに、槙島戦に入っていくんですよ。
あのシーン、下手するとこーがみさんはギノさんを見てもいないかもしれない。「とっつあん」と小さく嘆いて顔を背けて去って行きました。こーがみさんの中では、ギノさんは本当に自分と対等で、だから敢えて放置したのかな。ギノさんの手当より自分の目的を優先した。まあでもあの状況だったら、仕方ないんだけど。


えーと、つまり何が言いたいかって言うと、彼らは、あくまでもお互いに確固として自立してて、対等な親友なんだと思うんですよ。
助け合いはあっても、気遣いはあっても、寄りかかったり依存したりはしてない。ギノさんは一方的に執着してたかもしれないけど。
だってこーがみさんは、刑事をやめて逃亡するとき、朱ちゃんには手紙を残していきますけど、ギノさんには何もないですからね。
ギノは言わなくてもわかってくれるってことなのかな…?ギノさんは置いていかれた感満々ですから、堪ったもんじゃないですけどね、それ。
ギノさんがこーがみさんに対して抱いてる感情って、たぶん好意とかそういうのでは割り切れない、ほんとに複雑なものだと思う。


で、ここに朱ちゃんが入るんですよ。
朱ちゃんはギノさんにとってはちょっと危なっかしくて心配で、でも時折すごいことするすごい後輩で、眩しい希望のようなもの。
こーがみさんにとっては、自分を慕ってくれて可愛いけれど、どんどんタフに成長して自分に対等に向き合ってくる、たくましい後輩。

この二人にとっての朱ちゃんってすごく大事だと思うんですよね。
特にギノさんには、ほんとに朱ちゃんがいてくれてよかった。
どん底から立ち上がって、あの映画版のギノさんになるまでに、彼女の存在は決して小さくなかったと思います。
また朱ちゃんは朱ちゃんで、こーがみさんがいなくなった後、率先して仕事をこなしてくれるし、いつもちょっと不器用に心配してくれるギノさんって案外癒しになってたんじゃないかな。
だからと言って宜朱派というわけでもなく、なんなんでしょう、敢えて定義するなら、宜・朱→狡を推奨したいと思います。二人ともやっぱり無意識に追いかけちゃうと思うし、そんな三人の関係が好き。

はー、すごい語ったらすっきりしました。
そろそろちゃんと現実に浮上しようと思います。

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