それは、実感だと思います | ぼやき。

それは、実感だと思います

ついに終わってしまいました…。
4章観てきましたよー!
感想&ネタバレしますよ!笑



まず一言、すごくよかったです。
よくぞここまで作り込んでくれた、って感じ。ホントよかった。満足。
欲を言えば、もうちょっとここが…!みたいな箇所は幾つかありましたが笑、でもそれは、個人的な解釈の違い的な感じなので、なんかこれはこれで良いかな、みたいな気持ち。

映画観て思ったんだけど、P3の冬は、本当に雪が似合いますね。静かで綺麗で、でも気配が重くて侵食してくる冷たい感じが。
3章で大事な友人になった望月くんの正体が発覚、それに打ちのめされる主人公たち、の流れで、その打ちのめされるパートに重たい雪が似合うこと似合うこと。
結局望月くんの投げた選択肢は「苦しんで死ぬか」「楽に死ぬか」。
そのどうしようもない選択肢の下で、揺れる主人公と仲間たちの葛藤を雪で重苦しく描き、その葛藤が晴れる様と陽の光で描いているのがとても綺麗でした。陽光に照らされる主人公、美しい…!ここのベス様と主人公の会話、すごく好き。まさに理想のP3主人公でした。
で、結局「苦しんで死ぬ」のではなく、「戦って生き続ける」ことを選ぶんですよね。運命に抗って戦おう、と。それを「もっと生きたい」と主人公が言うのがね〜…。
そうなんだよね、君はもっと生きたいと思っていたんだよね…となんだかしんみりしてしまいました。
で、もう一気に最終戦。このラストバトルがほんとかっこいいので必見です。やっぱりP3はタナトスだよ。絶対タナトス。
で、絶体絶命になって、仲間たちがシャドウにやられそうになった瞬間、「生きたい」と思っていた主人公が「命に代えても、仲間を守りたい」に、なってしまうんですよね…。
で、アイギスに「生きろ」と言い残し、空に上る主人公。なるほど、そう描くか、と思いました。

個人的には、この最後、主人公が一人きりで空に上っていくシーンは、ゲーム版が本当に好きでして。映画版も悪くなかったけど、ちょっと説明過多だったかなー。
なんか、ゲーム版だと、本当に取り返しのつかない感じが強烈なんですよ。周りの声にも反応しないし、止まる気もない、あの絶望感が。映画版だとアイギスを振り返りますからね。

で、出ましたよ。P3最大のモヤっとポイント「いのちのこたえ」。笑
正直、映画版では出さなくてよかったんじゃないかと思います。未だによくわかんないですもん笑
映画では他者を守るために自分の命を差し出す覚悟的な感じでまとめてましたが、そんな感じでいいの?かな?
後日談はプレイしてないんですが、プレイ動画は見たので、この後の主人公を考えると辛いな、と思います。最後のベス様は、主人公を助けに行くところなんでしょうかね。

と、まあいろいろ感想はありつつ。
正直こんなに丁寧に映画を作ってくれるなんて思わなかったから、ファンとしては、本当に感無量です。とても、よかった。
P3は、全体的に暗いし重いし説明不足だし、メンバーの仲もそんなに良くないし、放っておくとただただ重苦しいストーリーになってしまうであろうところを上手に作ってくださって、本当にありがとうございます!って感じで、最終的に感謝しか出てこない。笑
改めてP3は、未熟で弱い人間たちが葛藤しながら一生懸命生きてる迫力と、情緒面が全く機能していなかった主人公が仲間たちとの交流を経てだんだん人間になっていく様子、ちゃんと人間になった主人公の最後の悪あがきぶりが好きだな、と思いました。
だって、この間一年なんですよ。
1年前は全部どうでもいいって言ってた子が、気がついたら仲間たちが大事で、過ごす時間が大切で、彼らを守るためだったら自分と引き換えで良いって思って、すごく必死になって頑張るんですよ。ちょっと泣けてきませんか?笑
いろいろツッコミどころは多いし、厨二っぽいところもありますが、やっぱり好きな作品だなぁ、と思いました。
素敵な映画にしてくださって、ありがとうございました!

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