背中を支えた動きは転びかけた者を受け止めるように優しげなくせに、羽交い締める腕も口許を覆う手も、覗き込んできた顔も芯に滲み入るほど冷たかった。 | ぼやき。

背中を支えた動きは転びかけた者を受け止めるように優しげなくせに、羽交い締める腕も口許を覆う手も、覗き込んできた顔も芯に滲み入るほど冷たかった。

胸が張り裂けそう‥

屍鬼真面目再読完了しましたが、このワンフレーズがずぅっと胸につかえて泣きそうです。きっついわ、これ‥。
徹が本来の優しさを失わないで屍鬼になってしまったのは本当に残酷だと思う。徹にとっても夏野にとっても。徹が人格喪失していたとしても、夏野に撃退ができたかは疑問ですけど、でもまだ救われそう。
徹には最後に少しだけ救済措置があるけど、夏野にとっての救済ってあったんだろうか?
親しかった者に殺され、ずっと出たかった村に死んでなお縛り付けられる――せめて起き上がらなかったことが夏野にとっての救いだったのかな、と思います。それが徹を苦しめるとしても。徹が「夏野がいなくなって本当に寂しい、でも殺してしまったのは自分なんだ」って泣いてる場面とかもう言葉になりません。あぁぁぁ‥。

思ったより再読ダメージがひどくて、友人が書いたらしい徹×夏野☆とかロリコン住職☆とかそういうはっちゃけたのが今無性に読みたい。
やっぱり屍鬼はホラーだけど、自分の中でかなしさが勝っちゃうみたいです。
只今感情を持て余し中。
食欲戻んないよー‥

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