ぐにゃぐにゃめこめこぼっこぼこ | ぼやき。

ぐにゃぐにゃめこめこぼっこぼこ

フランシス・ベーコン展観に行ってきましたよ〜東京まで!
滅多に来ないと言われたので、母&母友人に同行してきました。珍しいツアーだ‥

とりあえず、見てて気持ちよくなる絵じゃないとは聞いていたんですが、なかなか強烈でした。
ぐにゃぐにゃした肉塊?肉片?がギャアアアアって叫んでる絵が多くて、バイオハザードを連想しました。
漫画の効果線みたいな縦の勢いと、檻のような箱の線、捩れ捏ねあげられた抽象的な輪郭、あと妙にリアルな口の中。
口の中やばいですよ。歯、細かい‥。

でもグロいとかキショイとかじゃなくて、そのぐにゃぐにゃぼこぼこ捩れた部分が、人間の葛藤を描いてる感じがして、別に気持ち悪くはなりませんでしたね。ひどいのだと頭がどこにあるかわかんないくらい輪郭とかめちゃくちゃなんだけど、ちゃんと人間って感じがするのが不思議でした。
内面の動きを外面で表現するとこうなるのかしら。
うーん、語録とか聞くと、きっと変な人だったんだろうなと思うんだけど、絵を見てるといろんなことで苦労した人なんだろうなとも思いました。

芸術家ってやたら裸婦画を描く印象ですが、今回の展示品にはほとんどありませんでした。あるにはあるけど、女性‥?って感じで。
その辺りは同性愛者だったということが関係してるんですかね。個人的に裸婦画ってあんまり好きじゃないんで、けっこうありがたかったですけど(笑)
恋人を描いた絵が、不穏な感じもしましたけど、なんか温かい感じがしまして、絵はがきほしかったな。なかったけど。

てか、今回、絵はがき少なすぎですよ!
確かにそんな需要はないだろうけどさぁ、それにしたってもっと‥もっとこう‥!!自分の気に入った絵が悉く絵はがきになってなかったって悔しい‥
仕方ないから、なんか厨二っぽいポーズの偉い人の絵にしましたけど。
どうせならもっとギャアアアアって叫んでる絵がよかったー。なんでないのー。
あっちなみにこの方、写真が残ってるんですけど、鋭い目付きのイケメンさんでした。
力がありすぎて、なにかに取り憑かれてるような目でした。あとアトリエの雑多感が尋常じゃない。
やっぱり芸術家ってどっかイッちゃった人じゃないとなれないよな〜。


あっちなみに美術館はしごしてまして、ルドンも観たんですが、なんか眠すぎて(笑)
もともとルドンのテーマが夢ということで、幻想的な絵の中を、半ば眠りながら観歩くという、ある意味ベストな感じで鑑賞できた気がします。こっちは、ちゃんと好きな絵の絵はがきもあったしね!

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