連休早かったな〜 | ぼやき。

連休早かったな〜

ゴールデンなウィークが終わっちゃいましたねぇ。
今年も例年通り、名古屋の先輩のとこに押しかけたり、名古屋で遊んだり、友人とゲームしたり、中学のメンバーで集まったり、いろいろでした !楽しかった!

そうそう、名古屋行ったついでにボストン美術館に行ってきましたよ!久々!!
ラ・ジャポネーズにつられて何気なく行ったんですが、思いがけなく印象派がずらり!笑

ジャポニスムとそれにはまった印象派たちが展示のメインで、歌川広重を中心に浮世絵もざくざく飾ってありました。
浮世絵ってもともとは、西洋に日本から品物を輸出するときに、新聞紙とかプチプチとかそういう緩衝材のような包み紙のような形で使われていたという話ですが、それが西洋で大ブレイク。
ただ浮世絵を収集するだけにとどまらず、ゴッホやモネなど印象派の画家たちが、浮世絵のモチーフとか構図とか色使いとかを西洋画に取り入れていきます。

えーと、浮世絵の革新的だったポイントとしては、
・遠近法や視点の位置に拘らないこと
・大胆な構図(細長い木を中央に配置するとか、アシンメトリだったりとか)
・対比的な色使い

などなど、
これまでの西洋画での基本・制約を覆すような技法が多々使われていたようです。
というのも、たぶん、西洋画って発端が宗教画や王様や貴族のための絵なんで、そもそもめちゃくちゃ制約が多かったんじゃなかろうか…
庭園見てても思うんですが、自然を受け入れ、庭に取り入れる日本式と違い、西洋式はシンメトリーで形式的な遠近法に拘っており、どちらかというと自然と戦い、制圧した感じに見えるのです。
絵画においても、西洋画は人間中心で、事実に忠実に、精密に、写実的に、が基本な気がする。
対して浮世絵は、でかすぎる波に飲まれて船がほとんど見えないみたいな構図だったり、俯瞰で見た景色を表現しようとして人間が点のように描かれたり、とにかく自由奔放。
あと、作品の中に余白を作ることを躊躇わないのが印象的でした!
例えば下の方に街、上の方に山を描きたかったら、真ん中の部分は敢えて雲で覆い隠し、空白にしてしまうとか。すごい省略上手です。
あと写真が面白かったな。印象派が大成してくると、今度は写真の構図が絵画に寄っていったりしたみたい。やっぱり写真と絵画はお互いに影響しあってたんですね。

難しいことはよくわからなかったんですが、改めてモネやばいな、と慄きました。
晩年のモネを映したフィルムが残っていて再生されてたんですが、庭がやばい。
植物といい池といい橋といい、日本庭園をリスペクトしまくり。かなりの大規模で、これもしかして回遊式庭園だったんじゃないの…?
晩年のモネはその庭の池に浮かべた睡蓮を描くことと、庭づくりに時間のほとんどを費やしたそうで。
でもね、睡蓮の絵には、庭の様子はほとんど入ってなかったりするんですよ…?いや、入ってるのもあるかもしれないですが、今回見たのは、水面に映るゆらゆらした影として登場してたりするくらいだったので。ひたすらべたべた、絵の具をいったいどんだけ塗り重ねたんだ、ってくらいに重ねてあって。ただただ光とか水面の動きを追い求めて。
その描かれた作品の枚数と重ねられた絵の具を思うとね。
モネの絵はいつ見ても綺麗で素敵なんですが、やっぱりどことなくゆらゆらしてるんで、ちょっぴり見ていて不安になります。そこが醍醐味なのかな。ルノワールのようにただただ幸せを感じられるだけではないところが。


なんか…最近好きになったキャラクターが、似たような系譜が続いてるような気がしてきました…笑
少なくとも、緑間→花京院→宜野座は、けっこう似た系譜なような…。
真面目で神経質で能力が高めでその分プライドも高く、冷徹に見えるけど、実は情に厚くて優しくて、面倒見も悪くないタイプ。で、その気難しさ、優しさをわかってくれる相棒がいる。
決して主役ではなく、No.2ポジションなのも共通です。
なんか、たぶん綺麗な人に憧れるんですよね。もうちょっと妥協すれば、自分に甘くすれば、もっと全然楽に生きられるのに、それを良しとしない高潔さに憧れます。また望んでそのポジションにいるかどうかは別にして、No.1の存在を受け入れてるところもいいな、と。自分より優れている者がいると率直に認めることができるんですよ。プライドめっちゃ高いのにね。
そんなわけで意外と共通点多かったな、と苦笑です。

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